「一覧性」「操作性」との闘い
子どもが使用するタブレット等の端末は、画面の大きさが限られており、紙のテストの時と比べて、一度に表示できる情報が限られます。情報が多い場合は、自分が画面を動かして見ていかなければならないわけです。また操作が増えると、その分隠れた情報にアクセスできない人が増え、結果紙のテストの時よりも成績が下がってしまうことになります。このように、CBT化は「一覧性」「操作性」との闘いなのです。
子どもが使用するタブレット等の端末は、画面の大きさが限られており、紙のテストの時と比べて、一度に表示できる情報が限られます。情報が多い場合は、自分が画面を動かして見ていかなければならないわけです。また操作が増えると、その分隠れた情報にアクセスできない人が増え、結果紙のテストの時よりも成績が下がってしまうことになります。このように、CBT化は「一覧性」「操作性」との闘いなのです。
紙のテストでは説明の文字が多く、白黒のイラストや写真を使って出題されることが一般的でした。CBTになれば、「動画」「カラー画像」「音声」など、出題の仕方として表現が豊かになります。このことにより、これまで状況が説明しにくかった出題ができるようになります。この特長を各教科の趣旨に沿うように実装できることが重要になります。
CBTは、これまでの紙テストの時と比べて、解答の仕方が多様になります。例えば図の中のイラストに自分で順番をつけることや、音声を録音して解答するなどがあります。解答の仕方が多様になれば、測れる能力も多様になるといえるでしょう。これまでの紙テストの時の作問と、CBTでの作問では新しい考え方を取り入れなければいけなくなったといえ、本センターでは教科の特性を意識した作問を検討します。